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越前ガニとは
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越前がにという名称でよばれるのは、福井県沖で水揚げされる、
ズワイガニの雄のみ。まさしくズワイガニの中のズワイガニ、
蟹の王様です。
ズワイガニは「楚蟹」と書きます。
雄は甲幅15cm、雌は7〜8cmです。雄が脚をのばすと左右70〜80cmにもなります。
生まれてから親になるまでに8〜10年もかかります。
通常は水深40〜200m、水温5度以下の砂泥底に生息しています。 |
越前がにの特徴はもう一つ、背負った甲羅についた黒いつぶつぶ[右写真]。 これは、かにが美味しく育つ海域にのみ生息する虫の一種です。つまりこの黒い虫は、美味しいかにの証拠。目に見える印です。 |
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「せいこ」とは
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メスを「せいこ」といい、産卵は1月下旬〜3月。
せいこはオスより小さく、おなかに卵を抱えています。きれいなオレンジがかった色をしているのが未受精卵、「あかこ」と呼ばれます。暗い赤でワイン色をしている卵は、すでに受精を終えた卵で、「くろこ」と呼ばれます。
甲羅の中には「内子」と呼ばれる赤いみそがあり、このみそがまたおいしく、卵とともにせいこの人気がある原因となっています。 |
地域 |
雄 |
雌 |
石川・富山 |
ずわいガニ |
こうばこ |
山陰地方 |
松葉ガニ |
おやガニ |
福井 |
越前ガニ |
せいこガニ |
生育地により様々な地方名で呼ばれており、
味わいがそれぞれ微妙になります。
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